お店の中は、
大きなお鍋のようなものです。
いろんな食材が自分の役割を発揮して、おいしいお料理ができます。
数字に強いスタッフ、お話が楽しいスタッフ、気配りのあるスタッフ、面倒見のよいスタッフ、ファンが多いスタッフ
お店づくりが上手なスタッフ、ストック整理が得意なスタッフ、アイデア豊富なスタッフ, コーデイネイトがオシャレなスタッフetc
育った環境も経験してきたことが違うから
もちろん価値観や考え方が違ってあたりまえなんです。
価値観や考え方が近い人間関係は一見すると
団結力のある素晴らしいお店のように感じますが
気づかない間に馴れ合いが生まれ、
自分で考えずリーダー依存になってしまうことがあります。
考え方が違うスタッフに対してはお店の考えを押し付けてしまい
「このスタッフは出来ない」問題児のようになってしまいます。
居心地の悪さから退職に繋がってしまったり
お店全体の雰囲気まで悪くなってしまうことも少なくありません。
自分と考え方が違う
↓
新しい視点
受け入れ難ければ、まずは「受け止める」
「そういう考え方もあるよね」
「私にはそういう発想がなかったわ」
この新しい視点はお店の成長に必ず繋がっていきます。
【お店の成長はスタッフの成長】
28年間で延べ50店舗250名の店長スタッフと関わらせて頂きました。
店長からはじめて出てくるお話は必ずと言っていいほど
スタッフのダメ出し的な内容でした。
販売力がない、自主性がない、作業が遅い、私語雑談が多い、etc
スタッフからは、
店長が日によって感情にムラがある、言っていることがころころ変わる、指示がよく分からない、etc
相手の悪い面にばかりフォーカスして
良い面を見ることが出来なくなってしまいます。
コミュニュケーション不足が原因だけではありません。
双方向から話を聴くことをせず
どちらかの話を鵜呑みにして
善悪、優劣をつけてしまっていることがよくあります。
相手の立場に立って想像してみる
もちろん、その立場にならないと分からないこともありますが
お互いに歩み寄るためにはとても必要だと思います。
本部様におかれましては
お店の評価というとどうしても目に見える数字で判断してしまうことが多いと思います。
売り上げを上げるための対策や施策で一時的に売り上げが上がったとしても
お店の根底にどんな問題があるのか?
スタッフ一人ひとりの素晴らしい個性を引き出し
役割を十分に発揮出来るようになると
どんな対策や施策よりも再現性のある結果に繋がっていきます・
【お店の成長はスタッフの成長】を信念に
ショップの再生に導いていきます。