地方のショッピングセンターにお伺いすると
チエーン展開されている
大手アパレルブランドの商品量や品揃えが
都心店に比べて少なく
展開に悩んでいるショップを見かけます。
実際SV時代
地方の店舗にお伺いすると
「展示会で見ていた商品が入ってこない」
「売れ筋商品の奥行きがない」
商品不足によるお悩みを
店長たちから、よく聞いていました。
まず、やって欲しいことは
バックヤードにある商品を全部出してみる
ただ、店頭に出すのではなく
出し方に工夫が必要になってきます。
商品が少ないと思っていても
意外とバックヤードに
店頭に出ている商品のストック分が
あったりします。
商品を各1しか出していないお店って多いんですよね。
今、店頭に展開している商品が
ハンギング(吊るす)で展開しているのであれば
フォールデッド(たたむ)で商品を展開してみる。
そうすることで
同じ商品を店頭に出していても
見え方が変わります。
マニュアルなどが無いお店であれば
たたみ方を一工夫
これから夏に向かう時期なので
商品自体にボリュームが少ないので
カラー展開のある
タンクトップやインナー系のアイテムは
真ん中で半分にたたんで
カラー展開が見えるように
扇型になるように陳列してみる
例えば
リネン素材のシャツを
棚の上に広げて陳列して
そのインナーを重ねてみせる
シャツの近くにインナーを配置すると
シャツに合わせるインナーを選びやすくなります。
その近くにデニムやファッション小物(ベルト、バック、帽子、靴)を
配置するとさらに、
商品を着用した時のイメージがしやすくなります。
棚もの商品をたたみで陳列すると
商品のバリエーションは見やすく、分かりやすいものの
単品でしか商品を見てもらえません。
棚の商品が少ないお店は
商品バリエーションが少ない分
トータルでの着用イメージを
棚という什器を使って演出することができます。
ちょっと、ハイブランドちっくで
ステキですよ〜
今度は、
ラックに出す場合
ラックにハンギングする場合も
着用イメージを意識して
ワンスパーンにハンギングする
商品の内容はスタイリングを意識してみてください。
普通にハンガーで吊るすだけではなく
ラックの中で高低差をつけると
単調ではなくリズムカルになります。
ここで必要なのが
Sカン(S字フック)
ハンガーの高低差をつけたり
カバンや帽子などはSカンに引っ掛けて
ラックに吊るしてみてください。
そうすることで
少ない商品量でも
ラックを充実させることができます。
壁面の棚上の演出
本来、ファッション小物を
三角構成で展開できるスペースですが
ファッション小物が少ない場合
ちょっとしたインテリア小物で
スペースを充実させてみましょう。
おすすめは、
ナチュラルキッチン
https://www.natural-kitchen.jp/
ほとんどの小物が100円で揃えることができます。
近くにある、100円ショップでも
アイデアで素敵な演出ができます。
ビン、かご、フォトフレーム、
観葉植物、ブリキの小物etc
壁面が白い壁のお店が多いと思いますので
白っぽい雑貨は避けて
色のついたものを選ぶのがおすすめです。
透明のびんに
カラーストーンやビー玉
植物のグリーンを入れるのも素敵です。
最後に
長期的にお店に入る
商品の在庫量が
現状のままなのかどうか?
きちんと本部の方に相談してみてください。
今期の予算などから
在庫が変わらない場合は
什器の数を見直すという
選択肢も大事です。
リースの什器であれば
経費削減にもなります。